腰痛の原因と解消法(東洋医学編)
どうも、岐阜の指圧師ひらいわです。
病院で見てもらっても原因がよくわからない腰痛辛いですよね。
現代医学のメインは西洋医学で、検査や科学的な理論を重視するので調べても異常な所が見つからない…って事はよくあります。異常が見つからないのでアプローチのしようがないのです。
慢性腰痛などは、苦手な代表選手なのです。
そこで登場するのが東洋医学です。全体のバランスや気の滞りをみていくので、近年では東洋医学的考えを取り入れる医師も増えています。
今回は東洋医学でみる腰痛の原因と解消法を紐解いていきます。
東洋医学と西洋医学
東洋医学
- 痛みなどの原因を、その部位だけで考えず全体のバランスの乱れという視点でみる。
- ただ痛みを抑えるだけでなく、根本にある体質や精神状態にある問題改善をしようとする。
- 同じ症状でも治療方針は一人一人違う。
西洋医学
- 痛みなどの原因をその部位に限ってあると考えることが多い
- 専門が細かく別れているので全体から原因をさぐのが難しい
- 今起きてる痛みを抑える
どちらが優れているという話じゃなくて、得意分野が違うととらえてもらいたい。
慢性腰痛と東洋医学
東洋医学では腰痛は肝や腎の弱りからおこると考えられています。ここでいう「肝」「腎」は単純に肝臓や腎臓というわけではなくて、臓器を含む他の組織や生理現象、感情の総称です。
肝
肝の働き
- 自律神経に影響
- 気のめぐりを司る
- 筋肉や筋膜との連動
- 女性の生理など
- 怒りの感情
肝が弱った時の症状
- 筋肉が硬くなる
- 上手く姿勢が保てず、腰に負担がかかる
そのために腰に症状が出やすくなってしまいます。
腎
腎の働き
- 骨や骨髄と連動
- 生まれもった気(エネルギー)の貯蔵
- 恐れの感情
腎が弱った時の症状
- 脳や神経にも繋がる背骨にダメージをうける
そのために腰に症状が出やすくなってしまいます。
肝と腎は特に大切
肝臓要とはよく言ったもので、腰という字にも要が入っています。肝と腎が弱ると中心である要の腰もいたんでしまうのです。
肝腎の弱る原因
肝には怒りの溜め込み過ぎ、食べ過ぎ、頑張り過ぎがなどあり。
腎には冷たいものの飲み過ぎ食べ過ぎ、緊張する場面が多い、休めていない、不安や悩みをいつも抱えているなどがあります。
共通するのは「過ぎ」「溜める」です。ほどほどのバランスを保つのが必要となってきます。
特に感情に関しては、無理に抑えこんで溜めるのではなくとことん向き合って消化させていきたいものです。
(自戒を込めて)
肝腎を補って、腰痛から開放!
疲れすぎない運動やストレッチ、散歩などがいいと思います。気分転換になりますし。
ボクの場合だと趣味でやっているけん玉をやりますね、身体全体を使えて汗がジワっと出て来るぐらい続けます。あったまにやり過ぎて汗だくになってしまいますが(笑)
深呼吸や腹部を温かい手でさするのもいいでしょう。
腰痛の方は腹部が硬くなっている人が多いので。子供の頃お母さんにさすってもらったのをイメージするととてもリラックスできますよ。
食べ物で言うと
肝には黒い食べ物、腎には酸っぱい食べ物
例えば…
- 黒ゴマ、黒豆、きくらげなど
- グレープフルーツやオレンジ、梅干しなど
どちらにしてもとりすぎには注意してくださいね。
まとめ
腰痛だからと腰に限って対策をしてしまいがちですが、幅広くいろんな要因が関わっていると思われます。
「何としてもこの腰痛を!」と張り切り過ぎないほうがうまくいくかもしれません。
とにかく頑張り屋の人が多くなるので、「休みなさい」という自分の身体や心からのサインだと思って従ってください♪
自分にも周りにも優しく!!
まずは「手当」からはじめてみましょうか。
腰、お腹、心に手を当ててみてください。
おわり
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