【秋冬】指圧師がオススメする肺を養う食材と呼吸、そしてなんでやねん体操。
ごきげんよう!!
ここ最近、お店に息苦しいという症状の方が多いように見受けられます。呼吸がしずらいのは様々な症状の元なると思うので特に今の時期から冬にかけての乾燥するシーズンは注意が必要ですね。呼吸とはなんぞや?結局どうしたらいいのん?という疑問に答えていきたいと思いまする。
呼吸とは何か?
まず呼吸についておさらいしておきましょう。呼吸には二種類あって
- 細胞呼吸(内呼吸)
血液と細胞との間で行われるガス交換を意味する。細胞が最終二酸化炭素を放出する。
- 外呼吸
空気と血液とのガス交換。外界から酸素を取り入れ、体内で消費して二酸化炭素 (CO2) を放出すること。この二酸化炭素は内呼吸で放出されたもの。
この2つのうち私達が意識して行えるのは外呼吸で、おなじみの口から吐いて鼻から吸う動作をしている。あれです。
ここで抑えておきたいのは、吸う事ばかりに重きを置きすぎても二酸化炭素が外に排出されないとおのずと吸うのも浅くなってしまうという事。
まずは吐く事に意識をおきましょう。
呼吸と東洋医学における肺の役割
東洋医学における肺とは、西洋医学での肺とはすこしニュアンスが違う。実体のあるものとしてではなく、機能や役割の総称で肺と呼ぶ。
- 清気を吸い込み、濁気を吐き出す。(呼吸)
- 宣発、粛降(気血を身体にめぐらせる)
の2点が代表的だ。簡単に言うと新鮮な気を取り込み、汚れた気を吐き出します。取り込んだ気を全身に広げてバリア機能を維持する。
そんなところです。呼吸が乱れるて気がうまく取り入れられない時や、汚れた気が身体をめぐっていても身体に不調をきたすのは明らかですね。
肺を傷める感情「憂」
現実を受け止められない時や、悲しいくって憂鬱になってしまいすぎると肺を傷めると言われています。
想像してみてください。
悲しいくって、憂鬱な時にうつむき加減で気づくと呼吸ってしずらくなっていませんか?胸もはっていられない。そんな状況では身体にも悪影響ですよね。更に気分も落ち込んでしまって悪循環。
どんな症状が出るのか?
鼻水やせき、たん、しっしん、アトピー、アレルギー喘息、気管支炎、呼吸障害、息切れなど
今まであげた役割からすると想像しやすいですよね。身体のバリア機能が低下しているでしょう。
肺を補う食材と呼吸法そしてツボ
食材
簡単に言うと東洋医学には臟を五つのグループに分けて考え、さらには色や味、季節などそれぞれに当てはめていき治療法を決めていきます。
肺が属する「金」に対応する色は「白」で、味覚は「辛」。こんなモノがあります
大根、ネギ、れんこん、カブ、ミソ、にんにく、生姜そしてお米
これ以外にもやはり旬なもので、土地のものもオススメです。自分の暮らす土地の気候で、その土地で収穫ができるという事はそれだけで意味のある事と思います。
呼吸法
一般的ですが、腹式呼吸がいいでしょう。
口から細くながく吐いて、鼻から吸う。
吐く時にお腹をへっこませ、吸うと同時に膨らませる。
気晴らししたい時やどうしても深呼吸するのがいやだなーって時は、思い切り大の字になって寝転んでみましょう。胸も開いて肺の経絡もストレッチされて深く呼吸出来ると思います。
ツボストレッチ(なんでやねん体操)
肺経にある中府を紹介します。位置は鎖骨外端のすぐ下にあるくぼみから指一本分下がった所
にあります。人差し指、中指、薬指で広く押してもらうといいかと。
中府は咳・ぜんそく・気管支炎などの呼吸器疾患や乳腺炎、さらに、五十肩の時にも使われるツボです。呼吸をしながらストレッチしていきましょう。
まず中府を軽く押さえる。
息を吐きながら、腕を前に持ってきてー
開く!!!!勢いをつけずに開く!!(ゆっくり息を吸う。)
この体操を動き方がツッコミに似ているので、なんでやねん体操と名付けています。まだまだ全然広まってないけど!笑
肩こりなんかにもいいので、一回の目安を5回でやってみてください!
秋冬に思い出したい【なんでやねん体操】深く呼吸するのにも大切な所です。肩こりや五十肩のあの人にも… pic.twitter.com/PkLZsmk5YC
— 平岩直樹|ヒラ (@hiran0214) 2018年10月6日
左右違うの許してね(笑)
簡単にまとめてみましたがいかがでしょう?
- 白い食材、辛味のあるもの、旬な土地のものを食べる。
- 腹式呼吸をする。
- それもいやな時はすべてを開放して大の字になって寝転がる。
- ツボを意識した、なんでやねん体操をやる。
何だか当たり前のようですが、意識できていなかった事もありませんか?これを機に意識してみてください!
寒くて乾燥する時期を乗り越えるぞーーー!